ページID:84583更新日:2018年3月12日

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知事臨時記者会見(平成30年2月21日水曜日)

在日フランス商工会議所

15時00分から

 

発表事項

山梨県と一般社団法人在日フランス商工会議所との覚書締結式について 

(一社)在日フランス商工会議所会頭

ご紹介いただきました、デルマスと申します。山梨県の後藤知事や皆様には、東京の在日フランス商工会議所まで来ていただいてありがとうございます。山梨県と我々商工会議所はここから2020年オリンピックに向けて、もちろんオリンピックの後も考えたいと思いますけれども、協力していくということは嬉しく思います。オリンピックの時、フランスのチームがいくつか合宿を予定していることについて、おめでとうございます。良いことだと思います。

山梨県は昔からワインがあり、フランスは世界中でワインが一番、イメージがある国です。山梨県は日本では一番、ワインのイメージがある県だと思うのですけれども、確か、姉妹都市もいくつかありフランスの地域と関係していることは良いことだと思うのですが、ここからもっとフランス人を観光客として山梨へ来させるチャンスがいくつもあり、どういうふうに交流するか、考えるのだと思います。どういうふうにここを工夫するかということを我々商工会議所と山梨県で交流をする。今日をその最初のステップとしていこうと思います。よろしくお願いいたします。

知事

今日はベルナール・デルマス会頭はじめ、在日フランス商工会議所の皆様方にはこのような機会を作っていただきまして、本当にありがとうございます。この後、このような覚書が締結できるということは、全国の自治体でも初めてだと伺っております。当然のことながら在日フランス商工会議所は長い歴史の中で、日仏の経済交流ということを命にされながら今、会員数は600を超えると聞いております。私も、知事に就任する前には、国会議員、衆議院議員をやっておりましてこの近くに住んでおりましたのでこのそばまで来たことはあったのですが、立ち寄ったのは初めてです。いずれにしましても、フランスと山梨県は様々な共通項がありましてまたそのベースのもとに、お互いの人的、また工業製品、サービス、更には観光という部分で、これから東京オリンピック・パラリンピックでのスポーツの交流、また事前合宿のみならず、各分野で交流が深まることを大いに願っているところでございます。

特に今年は、日仏友好条約締結160周年の大きな節目でありますし、また在日フランス商工会議所が誕生してちょうど100年という歴史的な節目の年だと伺っております。我が県の先人がフランスにワインの勉強に行き、今の山梨のワイン産業が確立しているのもフランスのオリジナルのワインの技術とまた人的な指導のおかげだと心から改めて御礼を申し上げたいと思います。

昨年私は短期間も含めて3度、フランスを訪問させていただき、また、一番パリから遠いところではエビアンにも行かせていただき、山中湖村とエビアン市の友好交流の協定の締結の立ち合いをさせていただきました。今日はお手元に置かせていただいております、パンフレットにありますように山梨はエビアンやボルヴィックと同じように水がある、非常に良いところです。特にミネラルウォーターの生産量では全国で4割を超すナンバーワンの地域なのです。2年前から水をベースにした産業構造や地域社会の活性化という水ブランド戦略をスタートさせておりますけれども、そういうご縁で、水と言えばエビアン、水と言えば世界のボルヴィックと言う、そことの交流も踏まえて事前合宿をベースにしながらこれからは今まで以上にフランス国、また日本、更には山梨県の交流が深められるように覚書の第一歩ということでございます。もう、東京オリンピック・パラリンピックまで2年と言う部分になりましたから事前の様々な準備を含めるとかなり時間が無くなって参りました。そういう意味では来年度は今日の覚書をベースに、セミナーやまた様々な交流会を含めまして在日フランス商工会議所の会員の皆様方に山梨県へ今まで以上に足を運んでいただき、また地元の経済界とも、企業とも交流をしていただき、産業全般で交流の輪が拡大していくことを心から願っている次第でございます。

いずれにしましても、会頭はじめ、在日フランス商工会議所の皆様方におかれましては全国の自治体では初めて、この覚書に至ったことについて改めてその御尽力に感謝と敬意を申し上げますとともに100年を迎えました、在日フランス商工会議所が益々御発展をし、そしてそれをベースに日本とフランスの経済交流、そして山梨県との経済交流が益々深まっていきますことを心からお願い申し上げまして御礼の御挨拶とさせていただきたいと思います。本日はお忙しい中、ありがとうございました。

記者

後藤知事にお聞きしたいのですが、今回、覚書を締結するにあたり、具体的にどのようなことをされてゆくのでしょうか。

知事

先ほど、ちょっとお話しさせていただいたのですが、今日の覚書は包括的なものでありますけれども、来年度、4月以降、在日フランス商工会議所の会員の皆様を対象に山梨県に来ていただいて、モニターツアーと言うものを実施させていただき、併せて、これはまた別の日になるかもしれませんが、山梨県内2箇所の商工会議所がございますので、そういった商工会議所の皆様方ともこれから具体的にいつかということを相談させていただきますけれども経済交流会という形で相互の、分野分野の、当然会員の皆様方もお仕事が違いますから、そういうものが一堂に会していくと、こちらから山梨の方へ来ていただいて山梨の産業や地場産業の状況を見ていただく、モニターツアーと経済交流会をまず対応させていただきたいと思います。

また先ほど申しましたが、10月に日仏友好160周年のジャポニスム2018がございますので、パリで信玄公祭りの一部を3日間くらい行い、イベントをするのと同時に山梨の産業や、文化、更には観光の魅力等々お見せをするブース等も設定しながら全体を盛り上げる中で山梨を紹介するということも考えております。その時には、在日フランス商工会議所の皆様方にも色んな場面で御協力、または御指導を賜りたいと感じています。それと併せて、7月にトップセールスでパリに行った際に、旅行代理店の方々とも交流を深めました。まだ時期は決まっていませんが、予算が決まっていく過程で、来年度、その方々に山梨に来ていただく、その時にも在日フランス商工会議所の方から少し勉強をして、より具体的に東京オリンピック・パラリンピック、2019ワールドカップも含めて、先ほど会頭からもお話しいただいたように、様々な方に山梨へ寄っていただけるような、良い循環ができるように御協力を賜りたいとい考えております。

記者

この覚書によって知事として期待していることはどういうことでしょうか。

知事

先ほど、会頭からもお話しをいただいたように、この年4回出されている機関誌、毎回というわけにはいかないでしょうが、600という会員の皆様が読まれているものに、山梨とはこういった魅力があると、繰り返し情報を伝えていくことができる。今回の覚書の3つの柱の1つが情報交換、情報発信の中で連携を結ぶという覚書になっております。そういう意味では、情報を公開し、その情報を発信するお手伝いをいただくというのは大いに期待したいと思います。繰り返しになりますが、全国で初めて、都道府県、市町村含めて初めて在日フランス商工会議所と覚書を結ぶということについて、改めて会頭はじめ、関係者の皆様方に心から敬意と御礼を申し上げたいと思います。

(一社)在日フランス商工会議所会頭

この機関誌は、実際、商工会議所の会員600となっていますが、会員は会社です。会社には何人も勤めています。フランス語、日本語の両方で書いているので大体、日本にはフランス人1万人以上ですけれども、日本にあるフランスの会社に勤めている人は5万人以上です。なので、この機関誌を5、6万人は読んでいると思います。フランスにも送ります。フランスの学校や、様々な部署に送っていますのでそこでまた何万人にもなります。全体として10万人にもなるかもしれません。

 

以上

 

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