富士山世界文化遺産登録について
富士山世界文化遺産登録の目的
神聖で荘厳な姿の富士山は、独特の性質を持つ富士山信仰を育み、また、海外の芸術家にも影響を与えた浮世絵などの多くの芸術作品に取り上げられてきました。
この信仰の対象・芸術の源泉である富士山は、日本と日本文化を象徴する「名山」として世界的な地位を確立してきました。
山梨・静岡両県及び関係市町村は、私たち日本人にとってかけがえのない宝物である富士山を、人類共通の財産として未来に引き継いでいくため、富士山の世界文化遺産登録を推進しています。
世界遺産とは
世界遺産は、かけがえのない人類共通の財産として国際的に保護・保全し、未来に残していく必要のある貴重な文化財(文化遺産)、自然(自然遺産)のことです。世界遺産として認められるには、いくつかの条件があり、厳しい審査を受ける必要があります。
世界遺産の種類と登録状況(2011年6月末現在登録件数936件)
- 文化遺産 記念物、建造物群や遺跡など
例:タージ・マハル、万里の長城、姫路城、紀伊山地の霊場と参詣道など725件(うち日本12件)
- 自然遺産 地形や希少生物の生息地など
例:グランド・キャニオン国立公園、ガラパゴス諸島、白神山地、屋久島、知床、小笠原諸島など183件(うち日本4件)
- 複合遺産 文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えているもの
例:マチュ・ピチュの歴史保護区など28件(日本はなし)
富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組み
これまでの取り組み
- 平成18年11月 「富士山」の世界遺産暫定リスト(※)への追加を国に提案
- 平成19年1月 「富士山」の世界遺産暫定リスト登載
- 平成19年6月 第31回ユネスコ世界遺産委員会で富士山の暫定リスト登載が報告
- 平成20年11月 国際シンポジウムの開催
- 平成21年9月 国際専門家会議・国際フォーラムの開催
- 平成23年7月 山梨・静岡両県が推薦書原案を文化庁に提出
- 平成23年9月 日本政府が推薦書(暫定版)をユネスコに提出
- 平成24年1月 日本政府が推薦書をユネスコに提出
※暫定リストとは
その国が世界遺産への登録を目指してユネスコに提出するリストのことで、登載後は世界遺産登録に向けた推薦書作成などの具体的な作業を進める。
今後の予定
- 平成24年夏~秋 イコモスによる現地調査
- 平成25年5月頃 イコモスによる評価結果の勧告
- 平成25年夏 第37回世界遺産委員会において審議
参考資料
山梨県世界遺産推進課ホームページ
両県合同会議ホームページ