はじめに
山梨県は、中部地方に属し、日本列島のほぼ中央に位置しています。県土面積は、4,465km
2であり全国で32番目の大きさですが、山林が県土の大半を占め、平坦地は少なく可住面積割合は約21.1%となっています。
県の北東部には、秩父山系が連なり西部には南アルプスの3,000m級の山々がそびえ、南部には日本一の霊峰富士山、そして北部には八ヶ岳、茅ヶ岳が広い裾野を引いています。
唯一県中央部に位置する甲府盆地のみが平地で、盆地の西部にある双葉ヘリポートに隣接して山梨県消防防災航空隊の事務所があります。
当航空隊は平成7年4月に発隊しました。また、機体はシコルスキー式S-76B(JA6748/あかふじ)であります。
消防防災航空隊の運航体制について
- 消防防災航空隊は室長(県職員)と隊員8名(消防本部からの併任職員)のほか、運航委託先の「株式会社ジャネット・エアーサービス」操縦士3名、整備士4名、運航管理者2名の計18名で構成しています。
- 勤務は365日体制で、通常12名~15名体制で対応しています。
- 勤務時間は8時30分から17時30分までですが、緊急活動の場合は日の出から日没までとなっています。
- ヘリは年間300時間を目途に運航しています。
- 耐空検査及び整備等により運航不能又は他の用務のため出動できない場合で、「大規模特殊災害時における広域航空消防応援実施要綱」の対象となる場合を除くヘリの出場事案が発生した場合に他県の協力を要するため、新潟県・長野県・群馬県・静岡県・埼玉県の5県と相互応援協定を結んでいます。
消防防災ヘリ出動システム
消防防災ヘリの出動システムとしては、事故・災害が発生した場所を管轄する消防本部(山梨県内に10消防本部)又は、市町村からFAXによって送られる「消防防災航空隊出動要請書」により要請を受け出動することとしています。
緊急運行連絡系統図

災害出動状況の推移
山梨県消防防災航空隊の発隊以来の出動状況は、前述したような自然条件のため山岳救助とそれに伴う人員搬送、そして林野火災消火活動及び林野火災に伴う上空偵察が多くなっています。
また、山梨県立中央病院(三次医療機関)への救急患者搬送や転院搬送事例が多くあります。